国土交通省が公表した「令和6年空き家所有者実態調査」によると、空き家の年間維持管理費は「10~20万円未満」が約17%で最多、5万円未満も多数存在します。
約6割が相続取得で、7割超が1980年以前建築の老朽化物件であり、管理不全による固定資産税増額(最大6倍)リスクを抱えつつ、費用負担と管理の手間が大きな課題です。
相続した物件が空き家になる前に、未然に防ぐ方法には何があるのでしょうか?
調査結果:年間の維持管理に要する費用
費用はかかっていない 12.1%
1万円未満 10.6%
1~3万円未満 14.1%
3~5万円未満 11.0%
5~10万円未満 15.6%
10~20万円未満 16.7%
20~30万円未満 8.5%
30万円以上 8.5%
不明 2.9%
維持管理費用の実態(N=1,381千戸)
・費用のボリュームゾーン: 「10~20万円未満」が約17%で最も多く、次いで低額な層も存在するが、一定の費用が定常的に発生している。
・管理の実態: 多くの所有者が固定資産税、火災保険、草むしりや建物修繕の費用に悩まされている。
・費用負担の重さ: 建物が老朽化(7割超が1980年以前)しているため、雨漏りや耐震補強など高額な修繕が必要になるケースが増加している。
調査結果からの考察
・「負」動産化の懸念: 維持費負担が重く、かつ放置すると「特定空家」として固定資産税が最大6倍になるリスクがあるため、経済的負担が深刻化している。
・管理状況とコストの相関: 遠方居住などの理由で管理が行き届かない空き家ほど、修繕費や撤去費が高騰しやすい。
・相続による所有者の高齢化: 相続で取得したものの、利用予定がなく管理コストだけがかかるケースが多い。。
今後の課題と分析
・活用の促進と解体費用の問題: 空き家を活用しようにもリノベーション費用の回収が難しいケースや、解体費用が捻出できないケースの対応策が必要。
・自治体との連携: 特定空家に指定される前段階での、売却や賃貸化を促進するサポート体制が求められている。
親が亡くなった後からでも、空き家になることを防ぐことができる対策
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